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全理連 第2回理事会 理容科に「美容修得者課程」を新たに設置


理事会冒頭であいさつを行なう大森理事長

 全理連(大森利夫理事長)は5月25日、東京・代々木の全理連ビル9階会議室において、2017年度第2回理事会を開催した。開会の辞を西本正男副理事長が述べた後、大森理事長が開会のあいさつ。続いて早速、本会へと進行した。

 理事会本会では、まず報告事項が紹介された。そこでは、①会議日誌について、②平成29年春の叙勲・褒章受章者について、③第171回通常総会・同評議員会についてなど、全部で3テーマについての詳細内容が報告された。

 ①会議日誌についてでは、この4月から5月中旬までに行なわれた理事会議題とその経過、それらすべてが了承、もしくは承認済みであることが再確認された。

 ②平成29年春の叙勲・褒章受章者についてでは、当ニュースで既報のとおり、以下の5名に決定したことがあらためて発表され、この場の全員で祝福。慣例により受章者全員に記念品、中野副理事長、池上理事、山本常務理事には規程に基づき理事共助会より祝金が贈呈された。

●叙勲 ・旭日小綬章

中野竹治(連合会副理事長・福島県組合理事長)

・旭日双光章

池上良一(連合会理事・島根県組合理事長)

盛田健(元連合会常務理事:元青森県組合理事長)

●褒章 ・黄綬褒章

山本賢司(連合会常務理事・栃木県組合理事長)

原田薫(全理連名誉講師・秋田県)

 報告事項につづいて協議事項が発表された。そこでは①理容ボランティア活動の実施について、②第171回通常総会・同評議員会(役員【監事】選任)について、③平成29年度厚生労働省医薬・生活衛生局長表彰について、④平成29年度全国理容連合会理事長表彰について、⑤第55回技能五輪全国大会の競技委員等の推薦について、⑥全理連指定旅館友の会第43通常総会(書面総会)の実施について、⑦その他についてなど、全部で7項目が提案され議題となった。

 この中の⑦その他についてでは、今、政府が進める「理容師法施行規制等の一部を改正する省令等の改正」に関する具体的な内容が紹介された。今回の改正の主旨は「理容師又は美容師のいずれか一方の資格を持った者が他方の資格を取得しやすくする」こと。改正のおもなポイントは、以下の3つだ。①教科課程の見直し、②理容修得者課程及び美容修得者課程の設置、③筆記試験の免除

 ①に関しては、従来の教育内容、単位数を見直すとともに、同時授業が可能な教科科目について、「文化論及び運営管理」を追加すること。またそれに伴い「教員資格の見直しもを行なった」との内容。②に関しては、ようは理容科に「美容修得者課程」、美容科に「理容修得者課程」を設けるということ。またその修業期間については昼間課程又は夜間課程が1年以上、通信課程は1年6カ月以上となっている。③では「申請により筆記試験(技術論を除く)を免除できることにした」という内容だ。

 この内容以外に留意事項等があることも紹介されており、注意が必要。詳しくは全理連まで確認してほしい。なお、省令及び告示の改正については、平成29年3月31日に公布済み。  こうした協議事項すべてを紹介後、理事会は終了となった。

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