全美連(𠮷井眞人理事長)は5月25日、東京・代々木の美容会館で『平成29事業年度 第74回 通常総会』を開催した。
平成28事業年度事業報告、同事業年度会計報告、平成29年度事業計画、同事業年度予算について審議し、すべて可決された。
平成28年度の収支決算は5億7108万2733円(社内検定事業収益7054円、総合福祉共済事業収益9409万4750円含む)で、当期剰余金は8581万3173円となった。
平成29年度の予算は4億5930万1880円を計上(社内検定事業、総合福祉共済事業の予算も別に計上)。前年度決算額の4億7770万7983円よりも1840万6103円縮小された予算となっている。
平成29年度事業計画について、𠮷井理事長は「平成27年6月及び平成28年6月に閣議決定された規制緩和実施計画に基づいて出張美容、理容と美容の規制の一部や理容師・美容師の養成課程における教育内容、さらには国家試験のあり方についても見直されることになった。美容業界としても連合会としても、全体的な見直しをせざるを得ない時期に来ていると思われる。昨年度の事業に続き将来を見据えた事業計画、組織強化を進めていきたい」と述べた。
今年度も「組織強化事業」を最重要課題として、組合員増加を新たな視点から考え、ITなどを活用した新たな手法により取り組んでいくという。