横田富佐子総合美容文化会/第238回例会が、5月23日、東京・代々木のホーユースタジオ1Fにて開催。技術の講師に木下裕章氏(第39代美容週間実行委員長/JPA執行役員/全理連中央講師幹事他)、教養の講師に鬼頭孝子氏(学術博士/日本大学商学部非常勤講師/専門=英文学・観光社会学)を迎え、講座は大盛況。会自体も盛会裡に終了した。
技術講座のテーマは、「トレンドと8つのテイスト」。8つのテイストに変化させることができるレディースのボブスタイルとメンズのパーマスタイルをそれぞれ1点ずつ展示。木下講師による、手早く正確なカット技術が披露された。またその後、木下講師は美容業界における現状の3つの課題①売上減少、②美容価値ダウン、③後継者不足を採り上げ、問題提起。その対策として、お客さまの美意識向上が不可欠だと力説した。
いっぽう教養講座のテーマは「服装のプロトコール」。プロトコールとは、世界中の人々が、文化や宗教の違いを超えてスムーズに交流できるように定められた世界共通のルール。今回は英国のキャサリン妃の各国訪問時の衣装や、鬼頭講師が通訳で随行したレソト国王夫妻の衣装を例に挙げて、そのプロトコールを画像を見ながら克明に解説。服装の知識やマナーがわかりやすく披露されていた。