平成29年7月19日(水)、DHK協同組合(能登谷組合長)は7月の協同組合ゼミとして、タカラベルモントより3名のアドバイザ-を招いて「出店のやり方と成功例」とのテ-マで講演を行なった。
近年、「おしゃれになりたい」と「美活」している男性が増加。同時に「安ければ良い」との時代も終わり、化粧品やサロンでの施術等、美に対してお金を使う男性が多くなっている傾向にある。
それに伴い「悩み」という言葉がキ-ワ-ドになってきており、サロンを個室化し、悩みを相談しやすい環境にシフト。お客さまをコントロ-ルすること、そして、普段何気なく普通にやっている施術を有料化するなど、ヘアメニュ-を再検討、再構築することも必要になってきている。
現在では、家族経営でのファミリ-サロン形態は困難になってきている。経営者の趣味をサロンに導入し、来てほしい方にアプロ-チしたサロンづくりや、メインタ-ゲットを絞ったヘアメニュ―づくりが求められる時代になっている。
また同じメニュ-だけではお客さまが飽きてしまうので、理容師ならではの特技である「シェ-ビング」も値段と技術を見直し、一人ひとりの価値観に合わせたメニュ-を考え、入れ替えて行く必要性があるとの説明もあった。
我々の仕事では、技術やサロンメニュ-などに対して現状に満足してはいけない。つねにお客さまサイドに立った仕事やサロンづくりを行なっていかなければ、お客さまに支持されず、生き残れない。あらめてそう感じられた協同組合ゼミだった。(通信 原田圭亮)