ハサミに感謝、技術向上を願う
学校法人山野学苑(山野正義総長、山野愛子ジェーン理事長)主催の「第41回ハサミ供養」が8月3日ハサミの日に、東京・港区芝の大本山増上寺大殿で営まれた。
供養に先立ち山野総長は、初代・山野愛子さんがハサミの日を提唱したことや、境内に建立した聖鋏観音像、制作者の北村西望さんとの思い出や歴史を語り、「供養では、切れなくなったハサミに心から感謝するとともに、技術向上などをお願いすることも大切である」と述べた。
僧侶たちの奏でる雅楽で第八十八世法主八木季生大僧正台下を迎え、供養が始まった。読経の中、参列者全員が焼香。
大殿での供養後、「聖鋏観音像」が祀られている「ハサミ塚」でも供養が営まれ、参列者は「聖鋏観音像」に手を合わせ焼香した。