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全理連 第4回理事会 BBマイスター制度、推進へ


冒頭であいさつ行なう大森理事長

全理連(大森利夫理事長)は9月7日、東京・代々木の全理連ビル9階会議室において、2017年度第4回理事会を開催した。開会の辞を西本正男副理事長が述べた後、大森理事長が開会のあいさつ。続いて早速、本会へと進行した。

理事会本会では、まず報告事項が紹介された。そこでは、①会議日誌について、②理容師法制定70年記念事業について、③6月7日~7月27日の豪雨および暴風雨による被害状況報告について、④理事研修会の講師およびテーマについて、⑤理容2017メッセージ全国大会の出場選手について、⑥2017年理容業界振興論文の審査結果について、⑦共済加入・組合加入促進事業の実施報告書について、⑧その他についてなど、全部で8つのテーマについての詳細内容が報告された。

①会議日誌についてでは、この6月に行なわれた理事会議題とその経過、それらすべてが了承、もしくは承認済みであることが再確認された。

③6月7日~7月27日の豪雨および暴風雨による被害状況報告についてでは、秋田県からは床上浸水6戸、使用不能理容椅子6台、大分県からは家屋半壊1戸、家屋一部損壊1戸、床上浸水1戸、使用不能理容椅子6台があったと報告があり、それぞれに規程どおりの災害見舞金が給付される。

⑧その他についてでは、日本剃刀・名倉・革砥・中梳き等の器具提供についての結果報告もあった。全理連では日本の伝統的な理容技術である日本剃刀を継承していくため、役員を初め組合、組合員、関係商社等に協力を依頼していたが、以下のとおりたくさんの提供があった。なお提供者にはのちに感謝状が贈られている。 日本剃刀=227丁、砥石=182個、名倉=53個、中梳き器=22個、中梳き用砥石=1個、革砥=123本、ヤスリ=12本

報告事項につづいて協議事項が発表された。そこでは①平成29年度上半期事業報告について、②理容師法制定70年記念事業について、③BBマイスター制度(日本剃刀)の推進について、④全理連クレジットカード加盟店制度について、⑤第172臨時総会・同評議員会の運営について、⑥平成29年度各種表彰式典について、⑦平成29年度全理連教育功労者顕彰候補者について、⑧第69回全国理容競技大会(於:和歌山県)のタイムテーブルについて、⑨同大会の入場区分について、⑩第70回全国理容競技大会(於:熊本県)要項について、⑪全理連ビル6階のテナント入居について、⑫組合加入促進の作製について、⑬その他についてなど、全部で13項目が提案され議題となった。

この中の②理容師法制定70年記念事業についてでは、事業の一環として記念表彰の実施が提案された。表彰の種類には①特別表彰「理容大綬章」、②功労者表彰「理容功労賞」、③標準表彰、④高齢現役理容師「賀詞の賞」などが予定されている。なお受章者選定等の今後の作業については正副理事長ならびに総務委員長に一任されることとなった。

また③BBマイスター制度(日本剃刀)の推進についてでは、その趣旨と実施内容、講習日程、派遣講師メンバー(予定)などが発表された。内容は以下のとおり。

●趣旨と内容 日本剃刀の技術を後世に伝えるため、各組合に2名ずつ技能伝承者を育成する。伝承者には允許状は発行し、伝承者がその任を終えるときは別の人物にその技能を伝え、新たな伝承者に允許状を与えるという形をとり、技能が途切れることがないようにする。初期の技能伝承者に対する講習会は、各協議会で実施して育成する。使用する器具(日本剃刀、砥石、革砥)は受講者に渡し、保管は組合が行なう。

●講習会実施期間 平成29年11月1日~同30年2月末日

●参加資格 各組合理事長が推薦する者、2名。年齢は50歳以下で、「任を終えるときには次の伝承者を育成すること」などの誓約事項を遵守できる者

●講習会費用 国の補助金を活用し、講師の派遣については連合会が負担

●派遣メンバー(予定) 秋山顕治(千葉)、富澤紀美江(東京)、西村幸子(同)、渡部浩世(同)、前田英明(石川)

こうした協議事項すべてが了承された後、理事会は終了となった。

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