横田富佐子総合美容文化会は9月19日、東京・新宿のダリアスタジオで『第240回例会』を開催した。
技術講座では、小林奈美子講師(有限会社美研代表取締役)が、「成人式向け実践的な帯結び&着物ドレスの着装」をテーマに展示。全日本婚礼美容家協会でも活躍している講師がモデル2名を、文庫の代わり結び4点とふくら雀1点を細かく解説した。
振袖の帯結びはシンプルなプロセスで手早く仕上げ。それでも華やかに見えるのは、「帯によりアレンジのきく形を取り入れるよう心掛けている」からと話す。
また着物ドレスは振袖をドレス用にリフォームするのではなく、振袖そのままを生かして着装。受講者一同魅了され、非常に中身の濃い講習だった。
続く教養講座では、口田直範講師(クオレ株式会社常務取締役)が登壇。「原点回帰」をテーマに「時代を見る」として、さまざまな商売を通じて10年前と今の変化を見つつ今、大切なことを以下の5つのポイントで話す。①教育の今の在り方、②ヒット商材の今の在り方、③販売の今の在り方、④人の成長について、⑤日々のサロンワークで最も大切な事は何か。
そして原点回帰とは、「大切なものを見直し、新たに磨きをかけることであり、飛躍のきっかけに」と、ユーモア交えて全身を使って熱く語り、あっという間の1時間だった