資生堂プロフェッショナル株式会社(兵沢清美社長)は10月24日から、男性向けグルーミングライン『THE GROOMING』を発売する。サロン専売品・全9品(ヘア&スカルプケア、スキンケア)で、価格は1,000円〜5,500円。
『THE GROOMING』
◆サロンでのプロフェッショナルなカウンセリングと手技で、髪・頭皮のみならず肌もケアする新しい概念のホリスティックなグルーミングケアライン。
◆シンプルかつ機能的なラインナップで髪・頭皮・肌を短時間でケアし、誰が見ても好感度な“小綺麗な見た目”を実現。
◆本格派志向の男性のライフスタイルに寄り添い互換を刺激する商品ライン。
同社は『THE GROOMING』プレス発表会を9月7日、東京・渋谷のTRUNK BY SHOTO GALLERYで開催し、商品のプレゼンテーションを行なった。
兵沢社長は冒頭のあいさつで、過去に男性ブランド『MG5』を発売し、当時流行していたIVY FASHIONと連動して多くの需要を生んだことがあるとして「30代〜40代のファッションを楽しむ人々に向けてメッセージし、メンズ市場をしっかりつくっていきたい」と述べた。
続いて発売背景や特長、ターゲットなどについて、同社マーケティング部マーケティンググループの野々垣雄太さんが解説。それによると、2016年のメンズスキンケア市場は216億円で、10年間で約2倍の成長を果たしているという。その背景に ①オシャレなメンズサロンブーム ②男性ファッション誌でメンズケア商品露出増 ③セレクトショップなどでのメンズケア商品販売がある。これらのことから、バーバーに限らず男性にとって居心地のいいサロンが増えていると分析。今後メンズケア商品を成長させるには、ヘアサロンが最適と捉えている。ヘアサロンは定期的に通う場所であり、コミュニケーションがとれるのでアドバイスが受けられ、その場で体験もできることをあげた。ターゲットは「感情に訴える」「心をつかむ」モノ・コトに魅かれる35〜44歳(成長期にファッション誌が充実していた団塊ジュニア世代)。
製品のこだわり3点について。
①パッケージデザイン:シンプル・スマートで、見た目が化粧品らしくない。比率を白銀比(1:√2)にした。
②香り:個性派・高級感・抜け感。エッセンシャルオイル基調の粋な個性派の香りで、なかでも柚子・ヒノキ・沈香といった希少性の高い素材を使用。汗臭・頭皮臭のマスキングは基本設計。
③効果:誰が見ても高感度な髪と肌。髪は清潔感(ツヤ)、若々しさ(ボリューム感)、肌は健康的(なめらかさ)、若々しさ(ハリ感)を与え、トータルバランスでの実現をさせる設計。
最後に商品開発に携わったカキモトアームズ メンズグルーミングサロン事業部長・長戸寛典さんと、資生堂ヘア&メーキャップアーティスト・谷口丈児さんをゲストに招きフリートークセッションを行なった。
谷口さんはトレンドについて、個を活かすヘアメイクとなり多様性に富み複雑化しており、細かいこだわりを感じると説明。長戸さんは、毎日続けることに意味があり、使い続けた時に効果がわかる商品。サロンからグルーミングを提案し、ホームケアを続けるライフスタイルを、ブームではなく文化にしていきたいと述べた。
〈商品概要〉
[ザ・グルーミング]
●ヘア&スカルプケア
シャンプー〈シャンプー〉 120mL 1500円、500mL 4,200円
トリートメント〈ヘアトリートメント〉 60g 1,000円、500g 5,500円
スカルプエフェクター 販売名:GEスカルプエッセンス〈薬用育毛エッセンス〉(医薬部外品)120g 5,000円
●スキンケア
ウォッシュ〈洗顔フォーム〉 60g 1,300円 、120g 2,000円
ローション〈化粧品〉60mL 1,700円、120mL 2,500円
モイスチャーエフェクター〈保湿美容液〉 60mL 3,000円、120mL 4,500円 ※すべて税抜き価格
●サロン専用ケア
ソーダフォームクレンザー〈頭皮用洗浄料〉 170g
ソーダパックファイナー〈フェースパック〉 6g×10包
シェービングリキッド〈シェービングリキッド〉 480mL