日本美容専門学校(阿部博人校長)は9月12日、東京・新宿区の同校ホールで平成28年秋季通信科卒業式を挙行し、145名が新しく社会へと巣立った。
卒業証書授与の後、阿部校長は「これから本格的に美容の仕事に就くうえで、3つのスキル ①テクニカル・スキル(美容の技術・知識) ②ヒューマン・スキル(理性と感性でお客さまの要望を叶え喜んでいただく)③コンセプチュアル・スキル(自分なりの創造性)が大切。一所懸命、まじめに頑張ってほしい。ときには、気分転換することも忘れずに!」と告辞した。
網蔵糸乃副理事長は祝辞で、感性論哲学者・芳村思風のことば“この命、何のために使うか”を紹介し「生きるとは単に生きながらえることではなく命をどう活かすかであり、その命の最高の喜びは命をかけても惜しくない程の対象と出会うこと、と説いている。美容の仕事は一生続けることができ、命をかけるに値すると思っている。学生生活を通して美容の魅力に触れ、その意義を見いだせたのであれば、社会に貢献するだけでなく皆さんの生きる喜びになると確信している」と述べた。
多くの来賓から祝辞が寄せられた後、蛍の光を全員で合唱して式は終了した。