日本美容専門学校(阿部博人校長)は毎年授業の一環としてクラシック音楽や世界の芸術に触れる「芸術鑑賞教室」を行なっており今年は特別授業として10月18日、東京・港区のサントリーホールで開催した。
いま注目の若手指揮者・角田鋼亮氏による東京フィルハーモニー交響楽団と、ソリストは数多くの国際的なコンクールで首位に輝くヴァイオリニストのノエ乾氏によるコンサートを鑑賞した。司会は、作曲家で新潟大学教授の清水研作氏。
最初に、ロッシーニ作曲の歌劇「セビリアの理髪師」~序曲、次にノエ乾氏によるチャイコフスキー作曲ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品35、休憩をはさんで、ベートーベン作曲交響曲第7番が演奏された。
学生たちは芸術鑑賞に相応しくおしゃれな服装に身を包み、優雅な音楽で芸術感性を高めていた。
開演前、星昭夫副校長は「最近はクラシック音楽が好きという人が増えていると聞いているが、それほど多くはないと思う。ぜひ引き出しのひとつにクラシック音楽の鑑賞経験を加えてほしい」と述べた。