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全日本婚礼美容家協会、『第42回会員勉強会』を開催


 職業訓練法人 全日本婚礼美容家協会(田中雅子会長)は10月30日、東京・千代田区のKKRホテル東京で『第20回定期総会』ならびに『第42回会員勉強会』を開催。翌31日には『研修ツアー』を行なった。

 定期総会では、平成28年度 事業報告・決算報告承認の件、監査報告、平成29年度 事業計画案承認の件、役員改選の件、その他の件が審議のうえ承認された。

 続く会員勉強会では、はじめに『千代田区に遺る江戸城の痕跡と、徳川の価値ある遺産“東京”』として、作家・江戸歩き案内人の黒田 涼氏が講演。

 東京にはさまざまな歴史の遺構が残っている。たとえば総武線はなぜS字になっているかといえば、江戸城の外堀を利用したから。そうして土地の買収・整備等の費用削減し、工期も短縮。さらに各駅も江戸城の城門があった場所に設置することで、利便さも確保したという。「その他にも首都高速道路や新幹線も外堀が利用されています。建設主体が異なるため所々に隙間(小道)ができ、その痕跡が垣間見れます」

 続けて江戸城建設と同時に埋め立てなどで東京という街を作りあげた他、大名屋敷は軍用地、皇室用地、官公庁・公共地などに利用されているとも述べと、「幕藩体制や参勤交代で街道の整備につながり、流通が発展。そうして全国の経済が統一されていきました。また江戸一極集中経済にもなり、それが400年も続いている。つまり江戸城を作ったことでインフラが発展。経済の繁栄にもつながりました」と話した。

 次いで同協会師範講師で資生堂美容技術専門学校副校長でもある西島 悦氏が、『今を最高に美しく! サクセスフルメイクアップ』をテーマに、シニアのメイクアップを技術展示。

 現在、日本は超高齢社会(2016年65歳以上:男性23.3%、女性30.1%)。いわば大人の女性が主役となっているが、「今までとこれからは大きく変わっていきます。シニアの方でも仕事や趣味などで積極的に外に出る。それは美容に関わることで、サロンもつねにアンテナを張っていなければなりません」と述べる。

 そしてメイクは「年齢による顔の変化に対応することが重要」として、40~50代は目力アップ、チークの入れ方で顔色を明るく見せる、眉だけはきちんと描く、口紅はどんなときでもつけていたいなどを挙げる。その後、2人のモデルに対して実際にメイクを施しながら、ポイントを解説した。

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