95期事業年度を終えたホーユー株式会社(水野真紀夫社長)は、ダニエル ギャビン代理店に向けての96期方針発表会を11月2日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で開催した。
プロフェッショナルカンパニー・佐々木義広プレジデント
冒頭、あいさつに立ったプロフェッショナルカンパニーの佐々木義広プレジデントは95期の業績に触れ、国内の一般市場向け事業と海外向け事業が好調に推移したと発表。総売上高は497億8800円(前年同期比104.5%)、経常利益は54億円(いずれも単体)だった。プロフェッショナルカンパニーの売上高は62億1500万円(同98.3%)と微減。「プロマスター アプリエ」(3剤式ヘアカラー、2016年3月発売)は好調に推移したものの、既存製品の「プロマスター EX」「プロステップ」ブランドが足を引っ張る形となった。
96期活動方針については、中長期スローガン“サロンの未来を明るく彩る”のもと、昨年同様『市場創造への挑戦』『絆づくりへの貢献』を掲げている。知識や技術の習得は必要だが、エンドユーザーへの幅広い提案、新しい提案ができる「プロマスター アプリエ」の魅力を深め、サロンカラーを盛り上げたいとしている。メンズ市場開拓も提案ができるよう、検討を重ねていくという。
『市場創造への挑戦』
2018年度新製品計画は、プロフェッショナルマーケティング室 商品企画課の松川亜希英さんが発表。エンドユーザーニーズを開発し、新たな市場創造と基盤づくりを行なう。
新製品は、「プロマスター アプリエ」のPCパウダー(3剤)が、毛髪内メラニンの均一分解をサポートするという新知見もあり、「プロマスター アプリエ」の新カテゴリーを発売する。2018年5月に第2弾「プロマスター アプリエミドル」(黒髪中明度/ターゲット25~34歳黒髪女性)、同年9月にプロマスター アプリエ第3弾「プロマスター アプリエミドル」(白髪高明度/ターゲット35~44歳黒髪女性)。また、同年2月に「プロマスター アプリエ ヘアケア」も発売し、業務用、店販品のラインナップで高付加価値「アプリエ」ブランドをさらに強化する。
『絆づくりへの貢献』
プロモーション、販促活動については、プロフェッショナル販売本部 販売管理部 販売推進課の梶岡憲郎さんが説明。業界との絆強化では、クリエイティビティを引き出す「Project C」(the stage、the visual、the education、the collection)を展開、C the stage ♯1は2018年3月6日に千葉県・浦安のアンフィシアターで開催を予定している。サロンとの絆強化はスタイル提案から教育活動などサロンに寄り添う有益な情報発信をしていく。最新情報をタイムリーに届けられるよう、WEBを有効活用する。
國田圭作講師
休憩を挟んで、基調講演が行なわれた。テーマは「行動デザインで考えよう」~マーケティングの第一歩は、「顧客理解」から始まる~、講師は株式会社博報堂行動デザイン研究所の國田圭作所長が務めた。