NPO法人美容週間振興協議会(滝川晃一理事長)全国美容週間実行委員会(木下裕章2017年度実行委員長)は『2017年度全国美容週間マスターズカップ』を11月28日、東京・渋谷区代々木の山野ホールで開催した。テーマは「To notch The World ワンランク上の大人へ」。モデル部門に30選手、ウイッグ部門に101選手、学生ワインディング部門に45選手の合計176選手がエントリーした。
今回のモデル部門は、男性・女性混合モデルという新しいスタイルで行なわれた。また、学生ワインディング競技が復活。あいさつで木下実行委員長は「学生にはプロの雰囲気を味わってもらいたい。日頃、プロとともに仕事をすることは非常に少なく、今日は普段の授業では得られない体験をしてプロと同じ感覚を得てほしい」と述べた。
表彰式では最初に各部門の総評があり、学生ワインディング競技について山田明審査員は「全体的には、レベルが高い。前や後から見るときれいでも、上から見ると収まりがよくないものがあり、無理なく収めるにはまだまだ研究の余地がある。スライスをとるときに頭の丸さを感じてほしい」と述べた。
ウイッグ部門について加賀裕章審査員は「コンクールの作品は、クリエイティブ作品とリアリティ作品のふたつに分かれる。クリエイティブでも、サロンワークで使えるデザインがほしい。1度バランス感覚などを崩して、まったく違うものをつくるといいアイディアが出てくる。年々、向上しているので、より一層の努力を」と総評。
モデル部門について木下裕章審査委員長は「初のメンズ・レディス混合コンテストを行なったが、メンズのクオリティが高かった。トレーニングと自分のやりたいことをマッチさせると、審査員を感動させられる。挑戦することで、選手一人ひとりに輝くチャンスが与えられていくと思うのでぜひ前進を」と総評とともに出場者を励ました。
モデル部門優勝:齋藤由佳選手(KINOSHITA GAIEN STREET)
優勝の感想:「実行委員長のサロンスタッフなので、最後の大きなイベントなので優勝を狙って出場した。
恩返しができて良かった」
ウィッグ部門優勝:西澤祐樹選手(back stage 高幡店)
優勝の感想:「テーマに沿って色目を押さえ、あまり激し過ぎない中でのデザインを意識して作成した」
ワインディング部門優勝:矢野沙彩選手(国際文化理容美容専門学校)
優勝の感想:「学生生活最後のコンテストに結果を残すことができてうれしい」
入賞者は以下のとおり。
[モデル部門]
優勝
齋藤由佳(KINOSHITA GAIEN STREET)
準優勝
小川舞(feel)
第3位
梅沢信乃介(feel)
第4位
澤入春樹(feel)
第5位
上田翔太(feel)
ジャーナル賞
PREPPY賞:齋藤由佳(KINOSHITA GAIEN STREET)
髪書房賞:鎌田杏梨(feel)
IZANAGI賞:上田翔太(feel)
SNIP STYLE賞:齋藤由佳(KINOSHITA GAIEN STREET)
新美容賞:澤入春樹(feel)
HAIR MODE賞:梅沢信乃介(feel)
ザ・ビューレック社賞:村岡裕司(ステラ)
[ウィッグ部門]
優勝
西澤祐樹(back stage 高幡店)
準優勝
原山雄貴(back stage 高幡店)
第3位
渡邊里絵(back stage 高幡店)
第4位
風元亜友美(マロン美容室)
第5位
吉村美輝(feel kab)
ジャーナル賞
PREPPY賞:森本笑(Hair_TISM Naramachi)
髪書房賞:吉村美輝(feel kab)
IZANAGI賞:西澤祐樹(back stage 高幡店)
SNIP STYLE賞:小島典子(back stage 高幡店)
新美容賞:春日沙織(back stage 高幡店)
HAIR MODE賞:原山雄貴(back stage 高幡店)
ザ・ビューレック社賞:堀越学(idea)
[ワインディング部門]
優勝
矢野沙彩(国際文化理容美容専門学校)
準優勝
加藤梨乃(国際文化理容美容専門学校)
第3位
川井まな実(栃木県美容専門学校)
優秀賞
川上理沙(国際文化理容美容専門学校)
大野光(栃木県美容専門学校)
蔦谷聖菜(国際文化理容美容専門学校)
伊東美稀(国際文化理容美容専門学校)
鍵和田理恵(国際文化理容美容専門学校)
敢闘賞
藤田亜美(栃木県美容専門学校)
友野椎葉(中央理美容専門学校)
松井奈々(中央理美容専門学校)
葛西史龍(東洋理容美容専門学校)
北條菜那(東洋理容美容専門学校)